1:おみやげ
旅先にて記念の品を買う習慣は海外にもありますが、「おみやげ」が独特なのは購入の目的です。
自身のためではなく、職場や親しい方々のために購入するというのは、和を重んじる日本ならではだといえます。
特にお菓子などは、より沢山の方にいきわたるよう、多くの場合個別包装されているのもポイントです。
2:お辞儀
お辞儀文化が驚かれるのは、その用途の多様さゆえです。
「感謝」「謝罪」「挨拶」と一つの動作が全く異なる意味を複数持ち、さらにそれを日常で使いこなしている様は、多くの外国人から驚かれます。
さらに「45度」「30度」「15度」と、お辞儀の角度で意味が変わることも説明してあげましょう。
礼儀を重んじる国民性、それを感じられる文化ではないでしょうか。
3:独自のクリスマス
元々、クリスマスはキリスト教徒にとってのイベントです。
また、家族で集いディナーを囲むのが多くの国におけるクリスマスの姿だといえます。
しかし日本ではその形が大きく異なり、家族というよりは恋人同士で過ごす場合も多く、信仰に関係なく楽しめる催しとして親しまれています。
これは、先人達が上手に海外文化を取り入れた一例だといえるでしょう。
また、クリスマスの日にケーキやチキンを食べることが定番になっているのも日本独自のものです。
クリスマスシーズン中、都市を中心に街中はきらびやかにイルミネーションで飾られますが、海外に比べてもそのレベルは高いよう。
時期が合えばおすすめのイルミネーションスポットを教えてあげるとより喜ばれるでしょう。
相手の国と日本とのお祝いの仕方の違いを話し合ってみると、盛り上がるかもしれません。
4:お酌
お酒の席を楽しむ文化は万国共通ですが、日本が独特なのはその席において「お酌」をして回ることです。
相手に「敬意」を示す方法として、主に目下から目上に向けて行われますが、必ずしもその限りではありません。
上司が手酌することは失礼にあたるとする文化があり、上司のお酒の減り具合を気にかけるのも、欧米の文化にはありません。
楽しい場でも礼儀を疎かにしない、日本ならではの習慣です。
5:麺をすする
日本人の謙虚さや礼儀正しさに驚いていたところ、豪快に麺をすする様を見て衝撃を受ける外国人も多いです。
海外の多くの国では、音を立てて麺をすすることはマナー違反なのです。
日本では、麺をすすることは、味と共に香りを楽しむための習慣だといわれ、「おいしい」との気持ちを表現する方法としても用いられます。
ゲストには一度試しにやってみるよう、ご提案してみても良いかもしれませんね。
6:”かわいい”文化
今や「Kawaii」として世界的に定着した日本のポップカルチャー、この「かわいい文化」から日本に憧れを抱いて来日される方もたくさんいます。
可愛いキャラクター、カラフルな食べ物や洋服など、海外にはないユニークなもので溢れる日本は、アニメや可愛いものが好きな外国人観光客にとっては夢のような光景だそう。
代表的な発信地である原宿は、歩いて巡るだけでも楽しいものです。
来日された方の中には原宿を「聖地」として扱う方も。