温泉や電車で…外国人がなかなか慣れない日本の作法・習慣

外国人から見ると独特な作法や習慣がある日本。日本人にとっては当たり前でも、生まれ育った文化や価値観が異なる外国人にとってはなかなか馴染めないものがあるようです。具体的には、どんなことに不便や不慣れを感じるのでしょうか?

今回は外国人がなかなか慣れない、日本の作法や習慣について聞いてみました。

温泉や銭湯といえば、日本の醍醐味の一つ。しかしながら、まったくの他人と大勢でいきなり裸になるのは、慣れない外国人にとってはかなり抵抗があるようです。日本では昔から当たり前の習慣ですが、言われてみれば結構大胆ですよね。

髪の色やアクセサリーの着用など、子供のころから校則などでもしっかり決められているのが当たり前の日本。特にアメリカなどの欧米圏からは、かなり厳しいと感じるようです。社会人になってもビジネスマナーとしてしっかり決められているので、自由度がなく窮屈。ビジネスカジュアルなど、ルールがゆるくなっているところも増えてきていますが、まだまだ堅苦しいイメージがあるようです。

ビジネスマナーの厳しさとしては、こんな意見も。面接においても、何をどういうか、どうふるまうかの型がしっかり決まっているのは、日本人でも大変です。外国人ならなおさら難しいはず。日本語学校ではその辺もしっかり指導してくれたそうですが、随分苦労したとのことでした。

「おはようございます!」「今日も一日よろしくお願いします!」と全員であいさつをして、仕事前に士気を高める朝礼。これもやはり日本独特で、外国人からすると違和感があるようです。

時間もルールもしっかり守るのが日本人のいいところではありますが、その分、決まっていないことを自分で決める、本来の予定やルールを変更するときの対応力については弱いところも。もっと気楽に、適当にとらえる感覚も、これからの時代には、必要なのかもしれません。