生活について

日本人の生活習慣 日本人の生活習慣は、初対面の人に会うときは、握手ではなくお辞儀をする。日本人の最初の印

象は冷たく他人に対して無関心である様に感じられたが、いったん友人になれば一生の友人にな

れることを実感した。多くの人が毎日風呂に入る。浴槽に入る前に、必ず体を洗う。浴槽の中で

タオルや石鹸を使ってはいけない。浴槽の湯は、一人ずつ取り替えないので、お風呂から上がる

ときにお湯を抜かないようにする。日本人と違って、中国人だったら、他の人と同じお湯に入り

たくないが、温泉とプールは別だと思う。お酒の席では、瓶に入ったビールなどの飲み物を、お

互いが注ぎ合う。ついでもらうときは、グラスを手に持って受ける。複数の人が一緒に飲食した

とき、勘定は、各人が平等に平均に割り当てて払うか、各人が自分で飲食した分だけを支払う。

この支払方は一般的であった。たまに、1人が代表して支払うこともある。知り合いの家を訪問

するときには、土産を持参する。また、旅先で買ったお菓子などの土産を、職場の同僚に配るこ

ともある。家や旅館、和食レストランなどに入るときは靴を脱ぐ。洋室ではスリッパを履くこと

もあるが、それ以外は裸足で過ごす。

日本人の話し方について 日本人は自分の考えを人前ではっきり言わないとか、日本人は何を考えているのか分からない、

と言う外国人がよくいる。又、日本人が実際に言葉で言うことと本当に考えていることが違うこ

とがよくある、と言う人もいる。例えば、お客さんに飲み物や食べ物を勧める時に、どんなにお

いしい物を勧める時でも、「何もございませんが、どうぞ」と言ったり、お客さんがいくら立派

なお土産を上げる時でも、「つまらない物ですけど、どうぞ」と言って上げたりする。本当にお

いしい物を上げるのだったら、「これはおいしいですから、どうぞ召し上がって下さい」、高い

お土産を上げるのだったら、「これはとてもいい物です。どうぞ」と言って上げればいい、と外

国人が思うかもしれない。しかし、このような言い方は日本の文化を基にした典型的な日本の言

い方であった。言葉の背後にある日本の文化を勉強すれば、日本人がどうしてこういう言い方を

するのか分かるようになる。

日本人の感情の表現について 日本人はあまり感情を顔に表さなくて能面のようだ、という人がいる。中国人だったら、面白い

時には大きな声で大きな口を開けて笑ったり、怒った時には大きな声で罵りの言葉を言ったりし

て怒りの感情をはっきり表すが、日本人の場合は反応がもっと少ない。それは、日本で感情をは

っきり顔に表すのは良くない、大人気無いと考えられているからである。

日本人の若者について 今、日本人の若者、先ず、茶色に髪を染めることが多かった。茶色に染めた髪のことを「茶髪(

ャパツ)」と言う。日本人はたいてい黒い髪だが、自分は、ほかの人と違うのだということを見

せるために若い人のなかには茶髪やピンクの髪に染める人がいるそうだ。