栄養素はそれぞれが単体で働いているわけではなく、 他の栄養素と助け合って協力して働いている為、 日々の食事から過不足なく整えていくことが健康には不可欠です。
栄養はそれぞれが助け合って働く
ちなみに3大栄養素である糖質・タンパク質・脂質。
これらは体にとって最も大切な栄養素で、 体を動かす為のエネルギーになったり、筋肉や細胞を作ったり、 ホルモンの材料になったりとどれも非常に重要な働きをします。
しかし、これらを単体で摂っても体の中でうまく機能させることはできません。
3大栄養素を体内で使う為の”補助”をしてくれる「微量栄養素」が必要です。
微量栄養素とは、ビタミンとミネラルのことですが、 これらの助けがあって3大栄養素は体内で働くことができるのです。
例えば糖質を代謝するためにはビタミンB1が使われます。
米は糖質が含まれる食品の代表ですが、都合の良いことに、 米の胚芽にはビタミンB1が含まれており本来バランスのとれた食品です。
しかし、より美しく美味しくするために米を精製し白米にしたことで、 栄養がたっぷりと含まれた胚芽部分が取り除かれてしまいました。
これが原因でビタミンB1の欠乏性が起こり 「脚気」と言う病気がかつて日本で大流行することとなりました。
このように栄養はそれぞれが助け合って働いています。
栄養素が不足すれば欠乏症が現れ病気や不調を引き起こす原因になる為、 食事はできるだけ多種多様な食材を組み合わせて、 栄養を過不足なく摂取することが大事です。
よく、「食事は栄養バランスが大事」と言われますが、 そういわれるのはこうした理由がある為なのです。
食事はバランスが大事
バランス定食
つまり、ご飯だけでもダメ。油だけでもダメ。肉や卵だけでも、野菜だけでもダメなのです。
食事はあらゆる食材を組み合わせて摂ることが重要で、健康で若々しい体を維持するためにはバランスの維持が欠かせないのです。
栄養バランスを整えることは決して難しいことではありません。
日々の食事でなるべく主食・主菜・副菜をそろえること。 品数を増やす、彩りを良くするなど、 ちょっとした心掛けで栄養バランスは整いやすくなります。
食事だけでは難しい場合はサプリメントを利用するのもいいでしょう。
是非日々の食事で栄養バランスを整えることを意識して頂き、明日の健康に繋げましょう。
「食は健康の基本」一口一口を大事に食べよう
さて、いかがでしたか?
普段食事は何気なく食べている方が多いかと思いますが、 その一口一口が自分の未来の体を作っていると思うと、 食への意識も少しは変わるのではないでしょうか?
食事は健康の基本です!
健康は時に私たちの生活や人生をも大きく変えてしまうことがあります。
是非、「口に入れる物が体を作っている」ことをなるべく意識して、 日々食事からとる栄養について考えてみてくださいね。